気紛れ日記

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管理人:竜胆 彩葉(りんどう さいは)


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サマンオサ Lv.25

勇者一行はサマンオサの城下町にやって来た。
「大きくて綺麗な町なのに…何だろう?町の人に活気がない…」
カイは辺りを見回し、町の人の顔に笑顔がない事に気が付いた。ソルも何かを感じているのか、無言で視線を巡らせている。綺麗に整備されている石畳を進んだ先にあった墓地に人だかりが出来ていた。
「天にましますわれらが神よ。戦士ブレナンの冥福を祈りたまえ。アーメン……」
「葬儀が執り行われているみたいだな……それにしても、凄い墓の数だ…」
カイは素直に感想を述べた。ソルはそんな彼の言葉に小さく苦笑を零す。それだけ多くの命が絶たれているのだ。
「ねぇ、もう父ちゃんは帰って来ないの?どこかへ行ったの?」
「あんたあ~、何で死んだのよお~?うっ、うっ……」
「ブレナンよおー。お前はいいヤツだったのにな~」
「王様の悪口を言っただけで死刑だなんてあんまりですよ!これじゃおちおち商売も出来ませんよ!」
死を悼む親族や仲間内の言葉に耳を傾け、カイは口を閉ざした。サマンオサの王が心変わりしたとは、この地方の祠の協会の神父の言葉だ。カイが表情を引き締め、町の人に事情を聞いた。
「多くの人達が毎日牢に入れられたり、死刑になっているんです。昔はお優しい王様だったのに……」
そう詳しく教えてくれた女性は口を滑らせた事に怯え、足早に去って行ってしまった。
「百聞は一見に如かずだぜ、坊や。城に行くぞ。セーブも取りたいしな」
「……うん」
新しい町についてする事は、装備を揃える事とセーブを取る事だ。装備に関しては、銀行からお金を下ろさなくてはならない為、後回しだ。まずはセーブを取らなくてはならない。そうして表門から城に入った彼等を二人の衛兵が出迎えた。
「ここはサマンオサの城だ」
「王様に呼ばれて来たのか?」
『はい』or『いいえ』
「いや」
「では立ち去るがいい!用のない者を城の中へ入れる訳にはいかぬ!」
「へぇ……じゃあ、呼ばれて来た」
「嘘を吐くな!お前のようなヤツが来るなど知らされておらぬ!」
衛兵の的確な対応に、ソルは肩を竦めた。
「やれやれ…愚王に仕えるには惜しい兵士だな」
「ソル、ここは無理だよ。他に入り口がないか探そう」
まるで隙の無い衛兵に、表門からの入城を諦め、裏口に向かった。裏の勝手口には兵士が立っているが、扉を開けてくれている。
「町ではまた葬式が行われているようだな……」
沈痛な面持ちの兵士は、黙って二人の行動を見逃してくれた。裏口を入ると、そこは台所だった。
「ここはお城の台所。殿方の入って来る所ではありませんわ」
「邪魔をしないで下さい。食事が遅れると、私達死刑になってしまいますっ」
怯えた女中達が慌しく動き回っている。町以上にこの城は不穏な空気に満ちていた。まっすぐに王の下に向かうものだと思っていたのだが、勇者は謁見の間の前を素通りすると、塔を上がって行った。その抜け道の先にある王の寝室で道具を漁ってから謁見の間に降りてくると、出口を兵士が塞いでいる。
「見付かったら何をされるか……」
立ち止まって思案するカイを尻目に、ソルは先へ進んで兵士に話しかけた。
「むむっ!貴様、どのようにして上へ入り込んだ!さぁ、見逃してやるからサッサと出て行け!」
見逃してくれた。カイはドッと冷や汗を掻いて、平然と歩く勇者を追う。
「心臓に悪い行動をするのは止めてくれ…」
「大丈夫だ。殺られる前に殺る」
「…駄目勇者…だけど、頼りになるよ…」
「ククク、そうか」
いい噂を聞かない王様だが、セーブは取りたい。ソルは王に近付いた。すると、警戒心丸出しなのか、話しかける前に反応を返してきた。
「うぬらはどこから入ってきたのじゃ?怪しいヤツめ!この者らを牢にぶち込んでおけい!」
「ハッ!」
「さあ、来るんだっ!」
「え?そんな…話を…」
「聴く耳を持ってねェな。諦めろ」
「馬鹿っ!!!」
二人は王の近衛兵に連れられて、地下牢へ入れられてしまった。
「大人しくしているんだぞ!」
そう言うと、牢の門番は持ち場へと戻って行った。カイはそんな兵士達の行動に首を傾げた。
「もしかして、形式だけ…?武器も道具も取り上げないなんて…」
「さてと…自由行動だ。情報を集めるぞ」
「う、うん」
牢の鍵を開けられる最後の鍵を持っているのだ。楽々と脱獄すると、ソルはカイの制止を無視し、恐れる事無く背を向けて立っている門番に近付いた。
「私は眠っている。だからこれは私の寝言だ。確かに、最近の王はおかしい。だが、我々は王様には逆らえぬ。私はここから動けぬが、噂ではこの地下牢には抜け穴があるそうだな……」
「あぁ、任せておけ」
「…………ッ」
独白のような勇者のそれに、門番が肩を震わせた。ポンポンと軽くその肩を叩いてやり、ソルがその場を離れると、小さな嗚咽が聞こえた。相当悔しい思いをしているのだろう。男がそうして門番から情報を得ている間に、カイは他の囚人から真実の姿を映すラーの鏡が南の洞窟にあるという情報を手に入れていた。
「この話をした途端に牢に入れられてしまったんだって。怪しくないか?」
「クックック…あぁ、そうだな」
こんな風に楽しそうにしている時のこの男は危険である。カイは口を閉ざすと先を歩いて行く勇者の後を追った。階段を下りた先の牢には、老人が囚われていた。
「誰かそこにおるのか?わしはこの国の王じゃ。何者かがわしから変化の杖を奪い、わしに化けおった。おお、くちおしや…」
目が見えないでいる王の口から真実が告げられると、勇者が凄絶な笑みを浮かべた。
「ソル…一応勇者なのだから、獲物を見付けた賞金稼ぎみたいな顔をするのはやめて下さい」
「クックック、八つ裂き決定だ」
「はいはい、分かりましたよ。ラーの鏡を取りに行きましょうね」
抜け道を通って地下牢を脱出した先は、墓地だった。このまま南の洞窟に向かうのは自殺行為だ。まずは準備を整えなくてはならない。移動呪文を唱えて、アリアハンへと向かったのだった。


王様を無視して南の洞窟に向かっても良かったのですが、それは余りにも周りを無視し過ぎなので、寄りました。ソルなら素無視しそうな気がしないでもないですけれどね…(笑)
しかし、いきなり投獄とは…サマンオサの王様は、ジパングのヒミコよりも性質が悪いですな。確か、ボスもかなり強かったはず…
またレベル上げに励まなくてはなりませんね…
すぐに上がるからいいのですけど、ホントにレベル上げと路銀稼ぎって嫌いです…;;

さて、下書きで止まっているイラストがあります。ペン入れが恐ろしくて…(笑)
大したイラストではないのですが、ペンを持つのが久し振りで………このまま渡したら、きっと嘆くだろうな…相方よ(笑)
う~む……困った;;
もう暫く待って……(汗)

今日は父の顔を見に病院へ行っていました。
途中姉や子供達とも合流し、色々と動き回っていました。で、ダウン(笑)簡易ベッドでグーグー寝こけてしまいました……起こしてくれよぅ;;
面会時間をぶっちぎっているのに、それでも洗濯やら何やらをして居座り…姉達を送って帰って来たら21時を過ぎていました。おやおや;;
明日は仕事、チャッチャと寝ます。
おやすみなさい。

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