気紛れ日記

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管理人:竜胆 彩葉(りんどう さいは)


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バハラタ~ポルトガ~船旅 Lv.21

勇者一行はバハラタへと戻ってきた。武器防具屋の南の店に入ると、どうやら商売を再開しているようだった。
「おかげで買う事が出来た。どうも有り難う」
「テメェに礼を言われる筋合いは……おぁッ」
「はいはい、喧嘩を売らない。行くぞ、駄目勇者」
店内にいた剣士に突っかかるソルの後ろ髪を引っ張り、カイはカウンターへ進んだ。
「いらっしゃい。ここは胡椒の店です。やや!あなた方は!?僕です、グプタです!助けて頂いて、有り難うございました。胡椒をお求めですか?」
『はい』or『いいえ』
勿論『はい』を選ぶ。
「では差し上げましょう!お金など、とんでもない!」
ソルは黒胡椒を手に入れた。
「お気を付けて。ダーマの神殿は北の山奥だそうです」
「有り難うございました、グプタさん」
「ふんッ、あばよ」
グプタに別れを告げ、二人は上階に上がった。
「あっ!勇者さん!助けて頂いて本当に有り難うございました。おかげで私たちおじいちゃんからお店を譲ってもらったんです!」
「話は聞きましたぞ。何と言ってお礼を言っていいのやら…。こうして楽が出来るのも、あんた等のおかげじゃ。礼を言いますぞ」
「お礼なんてとんでもない。どうかお幸せに」
「別に感謝して欲しくて助けた訳じゃねェ」
部屋にいたタニアとその祖父にも顔を見せると、二人は移動呪文を使ってポルトガへと戻って来た。船を手に入れる為とは言え、偉く遠回りをしたものである。まっすぐ王の下へと歩いて行った。
「おお、そなたは確か東の地に胡椒を求めて旅に出たソルじゃったな。して、どうじゃったのじゃ?やはり駄目であったのであろう。な、なんと!持ち帰ったじゃとっ!?おお!これは正しく黒胡椒!良くやったぞ、ソル!さぞやキケンな旅であったろう!よくぞ成し遂げた!その勇気こそ誠の勇者のものじゃ!約束通りそなたに船を与えよう!表に出てみるが良い」
「テメェ、調子こいてんじゃね……うぉおあ」
「相手を見てから喧嘩を売れ。さ、セーブを取って海へ出よう」
向こうずね―別名、弁慶の泣き所―を賢者に蹴り飛ばされた勇者は、生理的な涙を目尻に溜めつつ、再び王に話し掛けた。
「胡椒は美味いのぅ。ワシは食べ過ぎで眠い。話はそこの大臣にな」
「しばくッ!どつくッ!!」
「うわわわっ!!気持ちは分かるけど、やめろ、馬鹿!!!!」
勇者を押さえ付けながら、賢者は大臣にセーブを取ってもらうと、サッサと城を出た。すると、目の前に船が用意されているではないか。
「うわぁ、立派な船だな」
嬉しそうに船を見上げるカイを一瞥し、ソルは小さな笑みを口元に浮かべた。
「さぁ、船旅だ。行こう、ソル!」
カイが目を輝かせて船に乗り込み、ソルはその後を追った。城の対岸にあるポルトガの灯台に船を寄せ、そこにいた男から情報を手に入れた。
「この灯台に来たのは正解だったぜ。海の男のオレ様が世界の事を教えてやる!ここから南、陸に沿って船を漕げば、やがてテドンの岬をまわるだろう。そしてテドンの岬からずっと東へゆけば、ランシール。更に、アリアハン大陸が見えるだろう。アリアハン大陸からずっと北へ船で行くと、黄金の国ジパング。で、世界のどっかにある6つのオーブを集めた者は、船を必要としなくなるって話だ。とにかく南に行ってみな。おっと、それから今のオレの言葉をよおく心に刻み込んでおけよ」
長いセリフであるが、世界地図を広げると解り易いだろう。
ポルトガがスイス。そこから南に行ったテドン地方がアフリカ大陸。ランシールは南アフリカからオーストラリアの間辺りに浮かぶ島である。で、アリアハン大陸がそのオーストラリア。そこから北に行けばジパング、日本である。
灯台を下りて、再び船に乗り込み、カイは地図を指して言った。
「よし、テドン地方に行こう」
「南アフリカだな」
「丁寧な説明を有り難う」
「ククク、そうか」
大陸沿いに南に向かう。船旅で一番気を付けなくてはならないのが、海の敵の特殊能力だ。一番の要注意モンスター、しびれくらげ。弱い敵だが、侮るなかれ。
「ちぃっ、ザコが群れて出て来やがってッ!!」
「くっ、すまない……一度撤退して、態勢を立て直そう…」
ソルは身体が麻痺して動けなくなったカイを抱き上げ、鋭く舌打ちした。痺れを取る満月草は道具袋の中にしまっており、戦闘中に探し出している暇は無い。
「クソ、しゃあねェな」
ソルは移動呪文を口の中で唱えた。基本的に弱いモンスターではあるのだが、攻撃されると麻痺してしまう事があるのだ。そして、どんどん仲間を呼び寄せるのである。多勢に無勢は今に始まった事ではないのだが、麻痺攻撃は危険なのだ。どの攻撃よりも脅威であると言えよう。二人とも麻痺したら、どれだけ体力が残っていようとも、その時点で『志半ばで死亡』が確定するのだ。
「ッたく、厄介な敵が多いぜ」
ぼやきながらソルは移動呪文を唱えて、再びポルトガに戻って来た。
「ソル、道具袋に満月草があるから…」
「あぁ」
ソルは満月草を煎じてカイに渡そうとした。が、ふとその手を止めた。
「…ソル?」
「口開けろ」
「?うん」
警戒すらせずに言われた通りに口を開けたカイに笑みを誘われつつ、ソルは満月草を口に含むと、遅かれながら危険を察知した彼に口移しした。
「んんッ!!!」
身体が痺れて上手く動けずにいたカイは為されるがままになっていたが、満月草の効果で痺れが取れると、男の厚い胸板を叩いたり、髪を引っ張ったりして暴れだした。暴れる彼を押さえ付け、ソルが満足して離れる頃には、乱れた呼吸を整えるのに必死になっていた。
「坊やよ、もっと根性入れろ。簡単に特殊攻撃受けてんじゃねェよ」
「根性でどうにかなるものじゃないだろう!?」
「嫌なら、次は抱きながら飲ませてやるよ」
この言葉に、カイがニッコリと笑みを浮かべた。
「満月草を手持ち道具に足せばいいだけだぞ。呪文を覚えたら、戦闘中でもすぐに治してやるからな」
にこやかに笑う賢者の手には雷をまとった剣が握られていた。勇者は両手を上げて降参すると、残念そうに舌打ちを零したのだった。


いやねぇ、押さえ込む力も、抑え込む術も持っていながら、
それをしない男が男前だと思いませんか?
だから本当に当サイトのソルは駄目男…。
ヘタレじゃなく、駄目男。
悪男への壁は高く、駄目駄目男に…
いつか、こいつは最高だという内容の話を書けたらなぁ…とは思っています。それにはまず、駄目男から昇格しなくてはならないのですが(笑)

さて、今日は知人が所属している吹奏楽団の演奏会に行ってきました。
いや~、凄かったです。
多少なりとも楽器に触った事があったので、演奏に感動してしまいました。
音楽はやっぱり実際の生演奏を聴くべきですね。迫力が違いますvv
またこういう機会があれば、行ってみたいです。

さて、拍手して下さった方、有り難うございました!
眠りこけ過ぎていますが、元気です(笑)
またポチッと押してやって下さいませvv

私信
確認を怠っており、本日メールの方を確認致しました。
後日、返信させて頂きます。
誠に申し訳ございませんが、もう暫くお待ち頂けると幸いでございます。

ぶっちゃけ…寝てました;;
体力の無さに…トホホ…

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