気紛れ日記

Articles

管理人:竜胆 彩葉(りんどう さいは)


★リンク★
【お絵描き掲示板】
【鬼陽】(携帯サイト)

カザーブ Lv.11

ロマリアを少し北に行くと第一のすごろく場があるのだが、寄り道したがった勇者を引き摺り、盗賊はその先のカザーブの村へ向かった。
「道具屋に毒針があるそうだよ。昼間は店主が邪魔で宝箱が取れないから、夜になったら取りに行こう」
「それは構わねェが、盗賊が板に付いてきたな」
「………言うな」
雷を放つ勢いの盗賊に両手を上げて降参すると、ソルは武器防具屋へと向かった。ロマリアで完璧に装備を揃えていた事もあり、後少し路銀を稼ぐと最強装備になる。多少値が張る勇者の防具、鉄の鎧と、盗賊の武器、チェーンクロスを先に購入し、二人とも装備出来る鱗の盾は後回しにした。道具を整理しながら、カイは少し離れた所で煙草を燻らせるソルに視線を投げた。眉根を寄せ、何かを考えているようだった。
「…ソル?」
「終わったか。他に買う物は?」
「え?今の所は大丈夫。後はお金を貯めて、盾を買えば全部揃うよ」
「そうか」
煙草を焼き尽くし、ソルは先に立って歩き出した。いつもと変わらないような態度であるが、カイは違和感を覚えていた。
それはすぐに訪れた。恐れていた事が起こったのである。
「ちっ!」
「ソルッ!!」
カイが薬草を使った。ソルのHPが回復した。
「大丈夫か?行くぞ!」
盗賊がチェーンクロスを振るい、華麗に敵を倒していく。
「調子に乗りやがって!」
勇者のセリフとは思えないセリフを吐き、ソルは鉄の槍で敵を貫いた。極稀にしか出さない会心の一撃である。
「……くそ、またか…」
敵を全滅させた後、密かにソルは舌打ちした。勇者の防御力が盗賊よりも低くなると言う、以前と同じ症状が出だしたのである。その分HPは高いのだが、最前線に立っているソルは敵の攻撃を受け易い。防御力が低いのは致命的である。
「ソル、大丈夫か?」
「…あぁ…」
打開策を思案する男の横顔を、カイが不安そうに見上げた。そんな彼の頭を、安心させるようにポンポンと軽く叩いてやり、
「坊やを前に出すような馬鹿な真似はしねェが、こりゃ相当レベルを上げて行かねェとキツイだろうな」
珍しく男が苦笑した。敵の攻撃を耐え切れれば、次のターンはカイが誰よりも早く行動してくれる。先程もそのおかげで致命傷は免れたのだが、素早さを下げる呪文を使ってくる敵もいるのである。ソルは呪文に掛かり難いのだが、カイは違う。回復が後手に回ってしまうのだ。更には複数回攻撃してくる敵や、痛恨の一撃を出してくる敵も出現してきている。現状は厳しかった。
「…殺られる可能性も、回数も、これから格段に上がる。覚悟は出来てるか?」
「焦る事ないって私に言ってくれたのは、ソルだろう?最後まで二人で行くと決めたのなら、私はそれに従うよ」
まっすぐにソルを見上げるカイの言葉は、揺ぎ無いものだった。
「…」
まだ夜の帳が降りるには多少早い、夕暮れ。だが、カイは身の危険を感じた。時折男から感じる、背筋の凍るような気配。その直感にカイは即座に従った。
カイはキメラの翼を使った。アリアハンへ戻ってきた。
「テメェッ!何してやがる!」
「もう体力も魔法力も無いだろう!休憩だ!」
「道具が残ってんだろうが!勝手な事してんじゃねェ!」
「馬鹿!路銀稼ぎしてるのに、無駄に道具を消費してたまるか!」
言い合う二人に近付く者がいた。
「エグゼビースト!」
「おぁ!」
突如地面から現れた使役獣に脚を咬まれ、ソルの動きが止まった。振り返ると、黒髪のギアがそこにいた。ホッと安堵の息を吐き、カイは微笑んだ。
「母上殿、ただいま戻りました」
「ふん、そんなヤツの母親など御免だが…まぁ、いいだろう。良く無事に帰って来た。危ないと思ったら、すぐに戻って来るといい」
「えぇ、すみません。助かります」
「疲れただろう。ゆっくり部屋で休め」
脚を咬み付かれたままの勇者をその場に残し、母親は盗賊を連れて家へ向かったのだった。
「……ヘヴィだぜ」

落書き
闇慈みたいな人

初めて描いたのです、闇慈。…みたいな人。とても頭が不明(笑)
最初アクセルを描こうと思っていたのですが、他の人をあんまり描いていないと気付き、ACのムックをめくったのがまずかった…。
今頃気付いたのは、流だけでしょうか?あんまり他キャラに興味が無いので、変わっていても気付かないのでしょうね…
カイの闇慈への勝利台詞が変わっています。
深読み禁止区域ではあるのですが…
二人で踊るのか?と、思うと、悶々としてしまい…;;
心に決めた旦那がいるのに、何故半裸と!!!!
闇慈ファンの方申し訳ございませぬ!!ここはソルカイサイト――――ッ!!!
どうせ踊るなら(以下略)!!!!!!

はいはい、それはもういいです。ちょっと不満だったようです(笑)
こうは書いていますが、闇慈が嫌いではないのですよ。今まで興味を引くような材料が無かっただけで。←それはそれで酷いのだが;;
今後の彼の動きで、好感度が上がるか、下がるか。三角、四角、五角関係に突入するか。ちょっとだけ、興味が湧きましたかね?←これでもまだ疑問系(笑)

さて、拍手絵の投票に参加して頂いて有り難うございますvv
またポチッと押してやって下さいませ。

Paging Navigation

Navigations, etc.

About This Website

/