気紛れ日記

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管理人:竜胆 彩葉(りんどう さいは)


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ナジミの塔 Lv.4~いざないの洞窟 Lv.8

勇者一行の旅の順序は以下の通り。
まず、盗賊バコタの作った盗賊のカギを、ナジミの塔の老人から受け取る。次にレーベの村にて、そのカギが無くては開かない扉の家の老人から、魔法の玉を受け取る。その魔法の玉を使えば、いざないの洞窟の旅の扉の封印が解ける。

「つまり、ジジイ二人が先行して封印を解けば、話は早いじゃねェか」
情報を洗っている最中に、ソルが面倒そうに言った。禁句を。
「今のは聞かなかった事にしてやるから、先を急ごう」
「…」
サッサと歩いて行く盗賊の後を追い、勇者はやる気のない溜め息を吐いた。ここはナジミの塔。盗賊バコタからカギを盗った老人に会いにきたのだ。最上階の部屋に、居眠りをしている老人がいた。
「おお、やっと来たようじゃな。そうか、ソルというのか。わしは幾度となくお前にカギを渡す夢を見ていた。だからお前にこの盗賊のカギを渡そう。受け取ってくれるな?」
『はい』or『いいえ』。
「ここで『いいえ』と答えるバカがいるのか?」
そっと老人に聞こえぬように耳打ちするソルに、カイは思わず吹き出しそうになってしまった。結局はカギがなくては先に進めないのだから、拒否する理由が見当たらない。そんな二人をよそに、老人は話を進めていく。
「ところでソルよ。この世界にはそなたの性格を変えてしまうほど、影響力のある本が存在する。もしそのような本を見つけたら、気をつけて読む事じゃな。ではゆくがよい、ソルよ。ワシは夢の続きを見るとしよう」
そう言うと、再び船を漕ぎ出した。本棚から拝借した本をそのまま道具袋の底へ突っ込み、ソルはカイを連れてサッサと移動した。次はレーベで魔法の玉の研究をしている老人だ。
「ん?なんじゃ、お前さんは?わしの家には鍵を掛けておいたはずじゃが、どうやって入ってきた?」
『はい』or『いいえ』
「……答えになってねェんだが…」
ご尤も。
「なんと!それは盗賊のカギ!すると、お前さんが勇者オルテガの…!そうじゃったか…。であれば、これをお前さんに渡さねばなるまい」
ソルは魔法の玉を受け取った。
「…それでもアイテムをくれるのだから、有り難く貰っておきましょう…」
「あんま深く考える必要ねェか」
「えぇ」
耳打ちし合う二人をよそに、老人は話を進めていく。
「その玉を使えば旅の扉への封印が解けるはずじゃ。海の向こうの国々ではアリアハンからの勇者を待ち望んでいるはずじゃ。是非とも彼等の助けになってやって欲しいのじゃ。気を付けてゆくのじゃぞ」
魔法の玉を持って、ソルは島の東部。いざないの洞窟へと向かった。
「ソル、母上殿に挨拶に行かなくてもいいのか?」
「面倒臭ェ」
「…でも…」
「いいから行くぞ」
木々に囲まれた泉のほとりに、地下へと続く階段があった。その下には入り組んだ洞窟が広がっているのだが、その前に封印の石壁を突破しなくてはならない。ここで必要なのが魔法の玉だ。ソルは魔法の玉を石壁にセットした。すると、大きな轟音を響かせて壁が崩れ落ちた。
「あれ?あんな所に宝箱がある」
崩れた先の通路に置いてある宝箱を、カイが目敏く見つけた。さすが盗賊である。ソルは宝箱を開けた。
「ん?蓋の裏に文字が書かれてるな」
『アリアハンより旅立つ者へこの地図を与えん。汝の旅立ちに栄光あれ!」
ソルは不思議な地図を手に入れた。
「……ま、有り難く貰っとくか」
「えぇ、深く考えてはいけません」
地図を道具袋の中へ入れると、ソルはカイを振り返った。
「敵の情報は?」
「大丈夫、頭に入ってるよ」
即答に、ソルは満足そうに目を細めて笑った。
「そうか。一つ言っとくが、魔法使いは単独で出て来る事が多いとか書いてただろ。それ、あんま信用すんな」
「えっ!?」
「ククク、行くぞ」
「……う、うん」
余裕綽々の勇者の背を、盗賊は道具袋の薬草の数を数えながら追うのだった。

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