気紛れ日記

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管理人:竜胆 彩葉(りんどう さいは)


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メルキド Lv.?

岩山の洞窟を攻略した勇者一行は船に乗り込んで南下し、高い山に囲まれているメルキドの町を目指していた。
「敵が強い……」
「厄介な敵が多いだけだ」
「それを強いと言って何が悪い?」
「今だけだ。はぐれ狩りを終わらせる頃にはザコだ」
勇者の頭の中では既に旅のルートが出来上がっているようだ。賢者はやれやれと溜め息を吐いて、とりあえず今を乗り切ればいいのだと、気持ちを切り替えた。
「死ななければいいのだろう?」
「そうだ。どれだけ屍が転がっていようとも、テメェが最後に立っていればいい」
「ごめんなさい、そんなにリアルに言わないで下さい。って言うか、私とお前と二人しかいないのに、屍言うな。お前を見殺しにしてでも生き残れという事か?」
「ククク…あぁ、そうだな」
楽しそうに笑う勇者の胸倉を掴み、カイは鋭く男を睨み付けた。
「冗談でもそんな事を言うな。他の誰を見殺しにしたとしても、お前だけは護る。絶対に諦めたりしない」
「死んだらジリ貧だしな」
「この馬鹿!私は冗談で言っているんじゃない!!」
顔色一つ変えないソルに、思わずカイが声を荒げた。だが、
「あぁ、分かってる。俺もだ」
穏やかに目を細めて笑う男に、勢いを一気に削がれてしまった。そして、赤くなる顔を慌てて隠し、カイはソルの後ろへと回った。そんな彼の様子に、ソルは楽しそうに笑いながら先を急いだ。

全力で敵を倒しつつ、勇者一行は無事にメルキドの町へやって来た。兵士が見回りをしているが、町の人々を見かけない。不思議に思ったカイは兵士に話しかけた。
「ここは城塞都市メルキド。しかし、こんな城塞など魔王の手に掛かればひとたまりもないだろう……」
「魔王を恐れ、絶望のあまり人々は働かなくなってしまったのだ」
この言葉に、カイは飛び上がって驚いた。
「そんな……強い武器と防具をチェックして行きたかったのに……」
ソルは最後の町まで買い物をしないと言っていたが、その町の物より強力な物がないかどうか分からない為、カイは町に着く度に商品をチェックしていたのである。こういう面ではとてもマメで、安心出来る賢者である。
「放っておけ。行くぞ」
納得が行かないと言う風に眉根を寄せるカイの腕を引き、ソルは町の中央に向かった。バリアーを通り抜け、神官に話しかけた。
「魔王の島に渡るには、太陽の石、雨雲の杖、聖なる守り、この三つを携え、聖なる祠へ向かうが良い」
「太陽の石、雨雲の杖、聖なる守りを入手後、聖なる祠へ向かう、と。よし、メモ完了」
顔を上げたカイに口づけ、ソルはその場を後にした。真っ赤になってカイがその後を追う。町の人を無視して進み、ソルは宿屋へ入った。
「うん?ぼく?ぼくはガライ。旅の吟遊詩人さ。楽器かい?ぼくは竪琴専門なんだけどね。家に置いてきちゃったよ。あの銀の竪琴の音色はちょっと危険なんだ」
次いで、ソルはある建物へ向かい、学者に話しかけた。
「わしは魔法の力で動く人形の研究をしている。巨大な人形を作って、この町を守らせようと思っておるのじゃ。そうじゃ!そいつの名前はゴーレムにしようぞ!うむ、強そうで良い名前じゃ!」
ソルが話し掛けたという事は、重要な情報と言う事だ。カイはしっかりとメモを取り、勇者の後を追う。
「銀の竪琴はガライさんの家だそうだけど、どこにあるんだ?」
「ラダトームの北西だ」
「……また戻るのか?」
勇者の即答に、カイは目を丸くした。岩山の洞窟に戻ったばかりなのだ。何度も戻っていては一向に先に進まない。
「いや、先に進む。んなモンいつでも取れる。後回しだ」
「そうか。じゃあ、聖なる祠は?」
「この先の島だ。場所を覚えておけよ」
「はい」
そうして、メルキドの町を出ると、カイは地図を広げて次の目的地を確認した。
「それにしても、この町を護る為にゴーレムを作るって言っていた学者……凄いなぁ、見てみたいよ」
「……いや、そうか。ここで息の根を止めておけば……戻るぞ、坊や」
「こらこらこら!何を言うんだ!!」
「後々邪魔になるんだ。今の内に元凶を絶っておけば……うぉおあ!」
まるで獲物を見つけた賞金稼ぎのような凶悪な笑みを浮かべた勇者に雷撃を叩き込み、フンと鼻を鳴らしてカイは先に進んだ。だが、――
「ぁ……」
辺りの魔物達の殺気に竦み上がり、足が動かなくなった。そして、焦げている勇者の元へと戻り、傍に腰を下した。
「馬鹿なのになぁ……」
頼りになるのだ。
カイは溜め息を吐き、勇者が起きるのを待ったのだった。

ようやくメルキド終了――――っ!
ガライの家は後回しにして、最後の町へ急ぎます。何でって、敵が強いから。えぇ、はぐれ狩りをしに行きます!待ってろ、はぐれ!!(笑)
本当に終盤に入ってきましたね!よし、頑張るぞ――――っ!!

拍手して下さった方、有り難うございました!
ラストスパートのレベル上げ!頑張ります!!
てか、まだ勇者の装備が全く揃っていないのですけれどねー…早くマイラに行こう(笑)

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