気紛れ日記

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管理人:竜胆 彩葉(りんどう さいは)


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バラモス城① Lv.34

バラモス城でせっせとレベルを上げる勇者一行。だが、万全の状態で闘っても、瀕死の状態で何とか敵を退けるので精一杯である。
強敵がエビルマージ。マヒャド、メラミ、メダパニ、ベホマ、ラリホー、マホトーンを唱え、更に焔を吐く魔法使いである。最大四体群れて出てくると、ソルは必ず戦闘不能に陥ってしまう。カイは呪文反射の呪文で、呪文攻撃を退ける事が出来るが、その分ソルが集中攻撃を受け、まともに呪文攻撃を食らってしまうのだ。蘇生呪文を唱え、体勢を立て直し、敵を倒す。カイのMPの消費は激しかった。
「大丈夫か、坊や?」
「私よりもソルの方が辛いだろう?回復を…」
「いい、自分で出来る。坊やは少しでも魔法力を温存してろ」
上級の回復呪文まで覚えたソルは、自分で出来る事は自分でやるようになった。戦闘中の回復、補助などをカイに一任している為だ。
「有り難う。それにしても…エビルマージが出て来ると本当に辛いな…。魔法を封じられたら回復も出来ないし、逃げる事も出来ない。他の回復手段があれば楽なんだけど…」
「……?」
「ソル、どうした?」
「……石だったか……?」
「?何だ??また何か思い出したのか?」
何かを思い出しては行動を起こす勇者。だが、先のその行動で自暴自棄に陥ったのは記憶に新しい。考え込む勇者に、カイは不安そうに瞳を揺らめかせた。
「付いて来い」
「う、うん」
庭先でレベルを上げていたソルは城内に入った。背後のカイが緊張するのが伝わってきた。当然だ。屋内では移動呪文が使えない。詰まり、戦闘中に逃げる事が出来ないのだ。
「宝箱の数は?」
「え……?ちょっと待ってくれ」
数を数えさせると、1階に宝箱が3つあった。
「3つ……。内、一つが石か?」
「石って何だ??」
「行ってみるか」
「質問に答えろ」
質問に答えず、黙々と先を進む勇者。そんな男の後を慌てて追う賢者。何故か道を知っている勇者が心強い。だが、運の悪さは世界一だろう。
「どうしてエビルマージばかり出てくるんだ!!」
「他の奴らは冬眠中だ!!」
「嘘ばっかり!!」
「黙って働け!!」
言い合いながらでも、息はピッタリの二人である。だが、強敵なのだ。
「ヘヴィだぜ」
ソルが戦闘不能に陥った。カイは光の壁に守られ、呪文攻撃の全てを跳ね返す。
「ソルッ、起きろ!!」
蘇生呪文を唱え、カイはソルを生き返らせた。だが、成功率は50%。更に、HPも半分しか回復しないのだ。すぐにソルは瀕死に追いやられてしまう。
「……チィ」
「ベホマッ!」
誰よりも早く動くカイ。ソルの体力を回復し、ニッコリと笑った。
「馬鹿が!テメェの回復をしろ!!」
剣を握り、ソルが地を蹴る。エビルマージを一体倒した。残るは三体。
「ソルの方が集中攻撃を受けるんだから、先に回復するのは当然だろう?私は大丈夫」
「やれやれ…俺が坊やの足を引っ張ってりゃ世話ねェぜ…」
「この馬鹿!早く倒せ!!」
「あ?あぁ」
一体減るだけでだいぶ余裕が出来る。攻撃をソルに任せ、カイは回復に重点を置き、攻撃に出れそうであれば出て、エビルマージをやっつけた。
「……やれやれだぜ」
「この馬鹿ソル!!」
「おぁ!」
カイが剣を納めたソルの背中を蹴り飛ばした。
「…てェな!何しやがる!!」
「謝れ、馬鹿!!」
「んだぁ?」
「私がどんな気持ちで後方支援に徹していると思っているんだ!お前みたいに強い力を持っていないし、装飾品を譲ってくれなかったら敵の攻撃にも耐えられない!!常に足を引っ張っているのは私の方だろう!!」
カイが悔しそうに唇を噛み、ソルは自分の吐いた言葉で彼を傷付けた事に気が付いた。カイが誰よりも早く動けるのは、ソルが星降る腕輪を譲ったからだ。素早さを2倍にするだけでなく、守備力も大幅に上がる。これがなくてはカイは攻撃に耐えられないのだ。
「私は、お前の役に立ちたい。役に立てるのが嬉しいんだ」
「悪ぃ」
「……解ればいいよ。さ、先に進もう」
微笑む彼を引き寄せ、ソルはそっと額に口づけた。サッと頬を染める彼の前を歩き、目的の場所まで迷わずに進む。
「あ、宝箱!」
宝箱に目敏い元盗賊の賢者である。嬉しそうに上から開けていく。
「魔人の斧と、祈りの指輪。これで結構な数の祈りの指輪が手に入ったぞ」
「あぁ、戦闘中でもマズイと思ったら使え」
「うん」
そして、最後の宝箱を開けた。
「不幸の兜だ。……これが欲しかったのか?」
「……ツイてねェ」
ソルが大きな溜め息を吐いて項垂れた。どうやら目当ての物とは違っていたようだ。不幸の兜は死んだ者の魂が宿っており、守備力は高いが運の良さが0になってしまう、呪われた防具である。
「これ以上運が悪くなるとも思えねェが、マジでツイてねェ」
「??」
トボトボと歩く勇者のなんと情けない事か。カイは首を傾げながらその後を追ったのだった。

あれ~~~?例の石はどこで手に入るのだろう…?てっきりここだと思って意気揚々と取りに行ったのに、不幸の兜が出てきた時はマジでへこみましたよ。えぇ、多少の脚色はありますが、勿論実話ですよ。何か?(笑)
いや、マジで運が悪い。何故エビルマージしか出てこないのか。まぁ、経験値を沢山くれるからレベル上げにはいいっちゃいい相手なのですが、強い…。てか、多勢に無勢。死ぬしかないのです。おかげでソルのレベルは攻略レベルに達しましたよ!カイがLv.32で覚えるはずのフバーハを覚えたら、バラモスを倒しに行きます。あとレベル一つです!

さて、拍手して下さって有り難うございました!!
次はバラモスとご対面です!よし、頑張ります!!

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