気紛れ日記

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管理人:竜胆 彩葉(りんどう さいは)


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ネクロゴンドの洞窟 Lv.32 ~

レベル上げに励んだ甲斐あり、勇者のレベルが攻略レベルに達した。
「……私はまだ怖い」
当然だ。カイのレベルはまだまだ低いのだ。
「物は試しだろ。宝箱を取って、最短ルートで洞窟を抜ける」
何故か情報を頭に買っている勇者。1階に3つの宝箱があるだけで、残りのフロアに宝箱はない。迷わずにまっすぐ進めば、抜けられるかも知れない。路銀を銀行に預け、試しに行ってみる事にした。賢者のレベルは低いが、運任せだ。
「……」
「大丈夫だ、ついて来い」
彼等の運は旅に出たその時から、これでもかと言うほど悪い。神から見放されているとしか思えないくらいだ。だが、今回は珍しく運が良かったのである。ソルは1階で手に入れた稲妻の剣を装備し、今まで装備していた草薙の剣をカイに手渡した。
「ゾンビキラーの方が攻撃力が高いから、道具袋に入れるぞ?」
「いや、持ってろ。道具として使うと、敵の防御力を下げられる。4階に出てくるガメゴンロード対策だ」
「はい」
ここに来て、ソルが頻繁に戦闘に口を出すのは敵が強いからだ。カイは気を引き締めた。そうして油断をせず、気を抜かず、カイは回復に専念し、ソルは一つのミスをする事無く最短ルートを通り抜けた。
「ソル、やった!やれば出来るじゃないか!!」
「ククク、あぁ」
飛び上がって喜ぶカイに笑みを誘われつつ、ソルはその先の祠へ向かった。神官のような男が一人いる。
「なんと!ここまで辿り着く者がいようとは!さあ、このシルバーオーブを授けようぞ!」
ソルはシルバーオーブを受け取った!
「そなたならきっと魔王を討ち滅ぼしてくれるであろう!伝説の不死鳥ラーミアもそなたらの助けとなってくれるであろう」
貰うものを貰って、足早に祠を出る勇者一行。
「なぁ、ソル。ちょっと疑問が……」
「何も言うんじゃねェ。暗黙の了解だ」
「……そうですか」
「おら、レイアムランドに行くぞ」
外には強敵、食料や安全の確保など、疑問に思った事を頭から振り払い、カイは勇者に付き従ってランシールへ飛んだ。そして、そのまま航路で南西へ向かった先にあるのがレイアムランドだ。祠に入り、階段を上がると広間に出た。金の台座の中央の祭壇に大きな卵が置いてある。ソルは卵にそっと触れてみた。手のひらに温かさが伝わってくる。良く見ると、祭壇の脇に人が立っていた。
「私達は」
「私達は」
「卵を護っています」
「卵を護っています」
エコーのように同じ事を繰り返す巫女である。
「世界中に散らばる6つのオーブを金の台座に捧げた時……」
「伝説の不死鳥ラーミアは蘇りましょう」
なるほど。オーブを台座に置いていく。シルバー、レッド、パープル、ブルー、グリーン。手持ちのオーブを全て捧げた。だが、――
「ソル、一つ足りないぞ……」
「………?」
顔を蒼くするカイの隣で、ソルは眉間に皴を寄せた。
「……あぁ、アクセルの野郎を迎えに行ってねェな」
ポンと手を打ち、ソルは歩き出す。そんな勇者の後ろ髪を引っ張り、カイが怒り狂った。
「それでも勇者かッ!!よりにもよって、アクセルさんを忘れるなんて!!」
「坊やだって忘れてただろ」
「忘れてない!!」
言い争いながら、アクセルを置いてきた草原に戻ったのだった。

いや~、オーブが足りなかった時、マジでヒヤッとしました。ごめんなさい、思いっきり忘れてました。なので、次回はちょっと面白い内容になりそうですが、それもこれも全て『暗黙の了解』と言う事で、流してやって下さいませ(笑)
しかし、ここを越すとまたレベル上げが待っています。バラモス城の攻略レベルは34。勇者のレベルで言えば後二つなのですけど、ねェ……
明日は仕事なので、あんまり進められそうにありませんが、焦らずボチボチやっていきます。

さて、拍手して下さった方、有り難うございました!
活力の元です!頑張ります!!

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