気紛れ日記

Articles

管理人:竜胆 彩葉(りんどう さいは)


★リンク★
【お絵描き掲示板】
【鬼陽】(携帯サイト)

ピンチ!

今年の七月までに使えなくなるからとかで、携帯を新調しました。こんにちは、彩葉です。

あはは、それでピンと来られた方もいるでしょうか(笑)
彩葉のネタのメモ帳的存在の携帯。
話の書き上げまでをほぼ携帯でしている為、かーなーりの長文を打ち込みます。
今までの大型携帯にはサイドにスクロールボタンがありました。
ところが、新調した携帯にはそれがない。
どの携帯にも付いているものだと思って疑わなかったのがいけなかった。
文字数をオーバーする勢いで執筆するので、スクロールボタンがないのは痛過ぎるんです(汗)

あ~……あ~……この凹み具合(笑)
元々携帯を替えた間無しって、慣れるまでは凄い違和感があるけれど、そんな問題じゃないのでね~。
まぁ何とかやっていきます。
ポメラが安くなるまでは(笑)

そして、拍手&アンケートのポチ押し有り難うございました。
励みになっておりますvv

佐助のホワイトデー事情

佐助のホワイトデー事情


バレンタインデーが過ぎると同時に店にはブルーの看板が立ち並び、ホワイトデーに向けてクッキーや可愛い小物が並ぶ。クッキーの箱が置かれた棚の前で幸村が立ち止まった。
「気が早いね。もう竜の旦那へのお返しを買うの?」
佐助も立ち止まって尋ねた。クッキーの箱を手に幸村が振り返る。
「いや、バレンタインに渡したからな。政宗殿はホワイトデーもケーキを焼いてくれるのだが、お返しはいらぬと言っていた」
「はぁ?そんな事してたら愛想尽かされるよ」
「だが、作ってくれると言うから……」
「お馬鹿さん!本音と建て前は違うの!ちゃんと竜の旦那にお返ししなきゃダメ!」
佐助が強く言うと、そうかと納得しつつ幸村がもう一つ箱を手に取った。おや、と佐助は目を丸くした。
「誰かにお返しするの?」
幸村も女性から好意を寄せられているのだろうかと、佐助が嬉しそうに顔を綻ばせた。そんな彼を尻目に若虎が複雑な表情で俯いた。
「……うむ。佐助は要らぬのか?」
「俺様はまた手作りするからいいの」
「それで先月片倉殿と揉めていたではないか」
バレンタインに安いチョコで作ったものを小十郎に手渡しながら、佐助は限定チョコを自分にご褒美していたのだ。それを偶然男に知られ、詰め寄られていたのである。幸村の言葉に佐助は可笑しそうに笑った。
「あはは、大袈裟な。ちゃんと二人で限定チョコを分けて食べたよ」
「来月は何を自分にご褒美するつもりだ?」
「リーガの限定クッキーの詰め合わせかなぁ。それか、ケーキでもいいなぁ…って、何でまたあんた達がいるの?」
低い声の主を振り返ると、ひきつっている政宗と苦く笑う小十郎がいた。幸村にケーキの約束をしている政宗は先の会話に多少なりともショックを受けていたようだ。
「俺はアンタのパティシエじゃねェぞ」
「うむ。だから、貴殿のお菓子は後半年以上待たねば食べられぬ」
「……半年?」
「ホワイトデーを過ぎれば、次はハロウィンまで貴殿のお菓子は食べられぬだろう?残念でござる」
淋しそうに笑う幸村に小十郎は渋面になり、佐助はなんて甘え上手だと内心で感心していた。普段こうして素直に甘えられる事のない政宗は照れくさそうに頭を掻いた。
「そ、そんなもん、食いたけりゃいつでも……」
恐らくバレンタインにもこんなやり取りがあったのだろう。小十郎と佐助が顔を見合わせて笑った。
「まことでござるか?毎日でも貴殿の手作りお菓子が食べたいでござる!」
まるでプロポーズのようなセリフを吐いて嬉しそうに頬を紅潮させる幸村に、それまで黙って成り行きを見守っていた小十郎と佐助は慌てて止めに入った。
「馬鹿な事を言うんじゃねェ、真田。政宗様はそれでなくてもお忙しい。お前はもう少し遠慮というものを知れ」
「甘やかしちゃダメだよ、竜の旦那。本気にして、この人図々しく毎日あんたの家に通うから」
至極普通に常識的範囲内の事を言ったつもりだったのだが、何故か若者達から反感を買ってしまった。
「片倉殿はいつでも政宗殿のお菓子を食べられるからそう思われるのです!お一人だけズルいでござる!」
「……ズルい?」
この口上にはさすがに小十郎も驚いた。食べ物の恨みは怖いとはよく言ったものである。
「今更だぜ。幸村はアンタに放ったらかしにされて、夜中に良く俺んちに駆け込んで来てんだ。子守代はアンタに請求するからな」
「何それ、ホント?」
幸村の言い分は小十郎が上手く説得したが、政宗は爆弾を投げてきた。
「放ったらかしにしているつもりはないけど、護衛を付けずに夜中に行動するのは問題だね」
じろりと佐助が視線を投げると、幸村はまっすぐに見返してきた。
「ちゃんと才蔵に付いて来てもらっているし、政宗殿へも事前に連絡してから行っている」
「……何しに行ってるの?」
佐助は引きつった。子守代は冗談にしても、竜の言うとおり夜中に度々遊びに行っているのであれば問題だ。重要な用事でもあるのなら話は別だが。
「何って、勿論お菓子を食べに……」
当然のように言い放つ幸村に佐助は当然の如く怒り狂い、小十郎の雷も落ちた。
「才蔵は何も言わなかったの?いや、言わないな。そういう所は徹底してるから。あ~、もう!何考えてんの!俺様がいないとそんな事してんの?」
「政宗様も度が過ぎます!優しさと甘さは違うのですぞ!護衛が付いていたとしても、もし真田に何かあったらどう責任を取るおつもりか!」
保護者達は迷惑を掛けるような事をするなと言っているのだが、若者達は柳眉を逆立てた。
「だったら小十郎が俺の傍にいればいいだろ!暇してるのが幸村しかいねェから一緒にだべっているだけだ!」
「それなら佐助がお菓子を作って、俺の話し相手になればいいのだ!お菓子を作れて空いているのが政宗殿だから遊びに行っているだけだ!」
そうして淋しいと訴える若者達を、
「遊ぶにしても配慮が欠けております!それに、俺にも帰る家がございます!我が儘を仰いますな!」
「我が儘言わないの!俺様は片倉の旦那のご飯を作らなきゃいけないの!竜の旦那にお菓子を頼むにしても、夜中に行くなんて非常識でしょ!」
保護者達はキッパリと突き放した。端から見れば大型犬に吠える小型犬といったところか。落ち込んでしまった二人から距離を取り、小十郎は痛む頭に眉間の皺を深くして溜め息を吐き出した。
「すまねェ、猿飛。今まで問題が起きていないとは限らねェ。もし、何か発覚したなら遠慮なく言ってくれ」
申し訳なさそうな男を見上げ、佐助も引きつった笑みを浮かべた。
「こっちこそごめんね。竜の旦那も狙われる立場なんだから、もし何かあったら謝っても許されないよ」
淋しさが先に立つ政宗と幸村は物事の深刻性が分かっていないのだ。小十郎と佐助がそうして頭を痛めていると、そんな姿にさえ二人は拗ねて不貞腐れるのだった。

「……ホワイトデーはどっちかの家でパーティーでもする?きっとまた夜中に抜け出すよ」
仕方がないと佐助は提案した。
「……仕方ねェな」
男の了承にホッと安堵の息を吐き、ふと佐助が何かに気付いたように頭を上げた。
「リーガのクッキー……」
せっかくの楽しみが、と頭を下げる。予約を入れたとしても、受け取りはホワイトデー当日。当日は準備に追われて受け取りになど行けないだろう。そんな彼の橙色の髪を撫で、
「俺が取りに行ってやるから予約しておけ。長曾我部や毛利も誘いたいんだろ?やりたいようにやりな」
小十郎が穏やかに笑った。
「へへ……もう、カッコいいんだから」
「フッ、そうか」
「へへへへへ……うん」
「ククク」
幸せいっぱいな二人を前に、政宗と幸村は知らん顔をして並んでいるクッキーの箱を淋しそうに見つめていたのだった。

...続きを読む

申し込み完了!

5月のイベントの申し込みが完了しました~!こんばんは、彩葉です。

振込して、ふと気付いた。
もしかしたら行けないかも……(汗)
ん~、ゴールデンウィーク最終日なので何とかなるとは思うのですが、予定が入っていてその日はもしかしたら疲労困憊かも知れません(笑)

今が2月下旬なので、逆算するとそろそろ新刊作業に本腰を入れないといけない時期です。
本文はほぼ完成しているのですが、今回は印刷を外に出すものも作ろうかと思っているので、早めに対処していきたいのです。それより先に机が欲しい……。今はまだ買えないけどさ……貧乏人万歳(笑)
コピーの分を先に作って武器だけでも完成させておかないと、5月と8月は小十佐で取るので現時点では丸腰状態です。オンデマンドで瀬戸内を作ったら5月は瀬戸内で取ってもいいかも知れないなぁ。クルクル回るにはちょうどいい(笑)

瀬戸内は小十佐中心でならイキイキと動いてくれるのですが、単独で書くとガッチガチに固まって動いてくれません。なので、単独で書く事はもうないと思います。書き掛けていたお話があったのに、携帯の操作ミスでデータを削除してしまってからは日記でたまに……ホントに極々稀に書くくらいです。それなのに本を作るなんて、何て馬鹿……。けど、記念に欲しいんだもの。作るきっかけなんてそんなもの。多分、ページがまとまったら今までのコピー達もまとめると思います。自分の手元に一つも残していないので、記念に欲しくなるのは見えています(笑) それがいつになるかはまだ未定ですvv


そして拍手有り難うございました。
励みになっておりますvv

またしても……?

またしてもフライングネタが舞い降りるこの時期。こんばんは、彩葉です。

バレンタインまではピンク一色だった店構えが、ホワイトデーに向けてブルー一色になっています。
これはまたしてもフライングネタを上げろという事でしょうか?

いや、やめておきますけれどね(笑)

本番で困るのが目に見える。
今回マジで困ったもの。

本番をやめてフライングで満足する手もあるっちゃあるのですけれどね~。

皆様はどうなんだろう?
何でもいいから更新しろと言われそうで恐ろしいのですが(笑)
あ~、一発書きSSを日記からnovelに移動させていないですね。
……その内に(笑)

そして、拍手有り難うございましたvv
励みになっておりますvv

ちょっと意外

アンケートポチ押し有り難うございますvv こんばんは、彩葉です。

置いた間無しですけれど、ちょっと意外だな~と思う事が。
悲恋が多い戦国と超オリジナル設定のみっちーに票が入っていますね。
特にオフ用のみっちーに入るとは思わなかったので、ちょっとビックリ。
あれは超シリアス弩ストライクで、決して面白おかしいお話じゃないのでね(汗)
ま、あれは常に神様が降りているような作品なので、話が繋がればUPする確率は高いと思います。
ところが、戦国もそうですけれど書いていて本当に凹むので、現代のほのぼのや片倉家のようなミッ●ーワールドに走るのです。

あれ~?
じゃあ、本命が弩ストライクの方って事になるのかな??

何にせよ、SSが書けるように……頑張ります。
最近ちょっとコツ?のようなものが降りてきたような気がするので――なんて気の迷い的書き方(笑)――何かが書けるかも知れません。書けないかも知れません(笑)

拍手有り難うございましたvv
あ~、拍手も後編に取り掛かりたいけれど……机がないと絵なんて描けませんねぇ。
良くテーブルで描いていたものだ(汗)

片倉家 de バレンタイン

佐助は朝から大忙しだった。朝ご飯を作り、
「小十郎さん、起きて!政ちゃん、幸ちゃん!朝だよ、起きて~!」
寝室と子供部屋を回る。寝起きのいい幸村が政宗を起こしてダイニングにやって来ると、
「おはよう、政ちゃん!幸ちゃん!」
元気良く挨拶をする。
「おはようでござる、母上!」
「……はよ」
母のテンションの高さに幸村も釣られてウキウキとしだし、政宗のテンションは下がる一方だった。そうしていると、着替えて顔を洗った小十郎がやって来る。
「おはよう、小十郎さん」
「あぁ、おはよう」
おはようのキスをしている両親を尻目に、政宗は自分の分と幸村の朝ご飯の準備をしていた。サラダとスクランブルエッグとハムがプレートに並んでいる。スプーンとフォークを握り締めて待ちきれそうにない様子の小虎に呆れつつ、政宗はバターとジャムを冷蔵庫から取り出してテーブルにそれを置き、ふと気付いた。
「パンは?」
佐助を振り返ると、赤い顔をしながら慌ててトースターから焼けたパンを取り出した。朝から何をしているのかと呆れ返り、アツアツのパンにバターとジャムを塗って幸村に渡してやる。
「いただきます!」
「おぅ」
弟の世話をしてくれるしっかり者の長男の頭を撫で、佐助が笑みを浮かべた。
「ありがと、政ちゃん」
「ふん、政ちゃん言うな」
「もう、照れなくてもいいのに!チューしてあげる!」
「ぎゃああああ!やめやがれ!」
抱き締めて頬や額にキスをしてくる佐助を、悲鳴を上げながら必死で引き剥がす。すると、それを見ていた幸村が手を上げた。
「母上、それがしも!」
「はぁい、幸ちゃん可愛いね~!大好きだよ~!」
「それがしも母上が大好きでござる!」
「幸ちゃ~ん!」
スキンシップの好きな母が小虎とじゃれ合いだし、政宗はホッと安堵の息を吐いた。だがその次の瞬間、小十郎がにこやかに笑っている様を見て凍り付いた。
「おい、遅刻するだろ!早く食べろ、幸村!」
悪いと思いつつ政宗は弟を注意するしかなかった。
「遅刻?は、母上!」
「わぁ、大変!小十郎さん、遅刻しちゃうよ!」
「大丈夫だ」
「すぐコーヒー淹れるから!」
「あぁ、頼む」
ようやく佐助が動き出した。
小十郎と政宗を見送ると、佐助は幸村の準備を済ませて幼稚園へ送り届けた。

一人になると掃除と洗濯を済ませて、紙袋を取り出した。
「何と言っても、バレンタインは手作りだよね~。ホント便利なものが増えたよ」
水や卵を加えるだけで簡単に出来るチョコ菓子など、最近は便利なものが売られている。佐助は小さく笑って作業を開始した。


そうしていると時間はあっと言う間に過ぎていく。洗濯物を取り込んで畳み、タンスにしまう。夕飯の買い出しに行き、その先で会った友人と長話をするから余計だ。スーパーで小柄で華奢な美人を見付け、佐助は手を振った。
「就ちゃん!就ちゃん!」
「うるさい、聞こえておるわ」
嫌そうに顔を顰める元就に駆け寄り、佐助は早速作ってきたチョコ菓子を手渡した。
「はい、バレンタインチョコ。今回はブラウニーを作ってみたんだ。皆で分けて食べて」
「元親の分は要らぬぞ」
「え~、そう?ホットケーキミックスで作ったから大丈夫だと思うけど?」
それでも頭を左右に振る元就に、佐助は残念そうに元親の分を袋にしまった。すると、元就も袋から小さな包みを四つ取り出した。
「チョコではないがな」
「何作ったの?」
「塩豆大福だ。これなら元親も食べられるからな」
「へぇ~、覚えておくよ」
佐助が笑うと、元就が口の端を上げた。表情の乏しい彼がたまに見せるそんな笑みに佐助は見入ってしまう。
「あやつの為だけに別メニューを作るのか?構わぬから放っておけ。バレンタインは毎年気分を悪くして帰って来るのだ」
「何で?」
「甘いものが苦手な癖に現場で部下達と食べて帰って来るからだ。今日は静かに過ごせるであろうな」
「あはは、そうなんだ。親ちゃんらしいね。仕事してた時は就ちゃんも沢山もらってたんでしょ?いいなぁ」
そうして笑う佐助に元就は肩を竦めた。
「貴様も沢山もらっておるだろう」
「俺様は皆に配るから、そのお返しが多いだけだよ」
「…」
「なぁに?何でそんな顔するの?」
「……いや」
無自覚なのが一番性質が悪い。義理を義理と受け取らない勘違いがいる事を知らないのかと元就は呆れた。
「竜の右目が心配する訳だ」
ポツリと零した言葉を拾いきれずに、佐助が耳に手を当てた。
「え?小十郎さんが何?」
「……貴様に負けぬ勢いでもらって帰って来るのであろう?」
この言葉に佐助の顔が崩れた。
「そうなんだよ、毎年毎年!嫌がらせのように大きな紙袋にいっぱい詰めて!それもいくつも持って帰って来るんだよ!机に置ききれないからって!って事はもっと沢山もらってるって事だよ!小十郎さんの馬鹿~!」
「喚くな。大企業の専務ともなるとそれが当然だ。どうせ全て義理だ。諦めて開き直れ」
「うぅ~、それが美人秘書からでも?」
「そうだ。仮に、ただの一つももらって帰らねばどうする?貴様の選んだ男は誰にも相手にされず、誰からも感謝すらされぬのだぞ」
そんな男の様子を思い浮かべたのか、佐助がまともに引き攣った。
「うわぁ、それは嫌。小十郎さんは頼りになって、凄く優しくて……皆から慕われてるんだから」
「ならば胸を張っておれ。ジタバタする方が見苦しい」
「はぁい」
「ふっ。心配せずとも、本命であればきっぱりと断ってくる男であろう」
「えへへ、そうだね」
小十郎よりも佐助の方が余程無自覚で危ない。自分を軽く見過ぎる為に、相手の『好意』を『厚意』と受け取るのだ。悪く言えば鈍感なのである。そうして元就は内心呆れていたが、
「でも、就ちゃんは不安になったりしないの?親ちゃんが食べて帰るチョコに本命が入ってるかどうかも分からないんだよね……って、ごめん。今のなし。ごめんなさい」
佐助の言葉に動揺を隠し切れず、赤くなった顔を手で隠した。
「わ、我には関係ないわ!」
「うん、ごめんね」
「触るな!」
「大丈夫だよ。親ちゃんは就ちゃんの事が誰よりも大好きなんだから」
「……ふん」
こんな風に彼の表情が変わるのは元親の話の時だけだ。こつんと頭を合わせて佐助が笑った。
「就ちゃんは可愛いね~」
「貴様が言うな」
「え?俺様可愛いの?」
「さぁな」
今も昔と変わらず感情の表現が苦手な元就は、子供達と一緒になって遊ぶ佐助が羨ましかった。嬉しい時は笑い、哀しい時は涙を流す。そんな彼が羨ましかったのだ。それを察したのか佐助が柔らかい笑みを浮かべた。
「就ちゃんは可愛いよ。親ちゃんよりカッコ良くて男前だけどね」
「……褒めておるのか?」
「勿論だよ」
「そうか」
記憶は無くとも、多少なりとも理解してくれているのだろう。元就は小さく笑った。
「あ、もうこんな時間だ。ついでに幼稚園に迎え行く?俺様、戻ってたら政ちゃんが帰って来ちゃう」
「うむ」
「就ちゃんは豊臣さんとか半べちゃんに渡したの?俺様、まだ慶ちゃんにしか渡せてないんだよ」
「会えば渡すようにしている。わざわざ出向いてまでは……」
渡さない、と言い切る前に佐助がウキウキとしだした。時計を確認すると、今から家を回って帰って、夕食の支度にちょうどいいくらいの時間だ。迂闊な事を言ってしまったと、元就が前言撤回をしようとするのを拒否するように佐助が歩きだす。
「さ、行こう。チャッチャと回ればすぐだよ」
「だから、わざわざ出向いてまで……」
「就ちゃん、行くよ~」
「…」
こういう時は記憶がないのが本当に羨ましく思える。とは口に出して言えるはずもなく、元就は溜息を吐いて彼の後を追った。危険人物にまで無防備にチョコを渡しに行くのだ。無事に小十郎の元へ戻さなければ騒ぎになってしまう。
「貴様、織田とはどこで逢ったのだ?」
「どこって……道端」
「絡まれたのか?」
「違うよ。絡まれてるのを助けてもらったんだよ。就ちゃんも織田さんの事あんまり好きじゃないの?小十郎さんもいい顔をしないし……いい人なのに」
「……人……?」
苦悩する元就の様子を不思議そうに見つめ、佐助は首を傾げた。
「何でもない。行くのであろう」
「うん、ありがと」
「うむ」
元就の心配をよそに、佐助はチョコを配って回ったのだった。

...続きを読む

アンケートを設置しました

アンケート第二弾を設置しました。こんばんは、彩葉です。

第二弾は前回1位を取った小十佐小説内のカテゴリーを訊いてみました。
執筆は神任せなので更新速度が上がるとは思えないけれど、やる気に火が点いてくれると降りてきてくれる確率が上がるかも??(笑) 今書いているのは戦国、現代、捏造片倉家、みっちーと愉快な仲間達……ですかね。パラレルらしいパラレルも書いてないしね。そう考えると、まだまだネタは沢山転がっているように思えます。いいねvv

一応入れたけれどR18は出ない確率99.9%かなぁ。こっちで出せない分、オフで出しているしね。現代と片倉家はほのぼの&ギャグ多めで、eroに突入出来ない為戦国とみっちーは悲恋が多くて弩シリアスな傾向です。何て極端……。ま、ほのぼのがあるから弩シリアスが書けると言うものでしょうかね。

戦国背景でもはっちゃけるくらいの勢いで書けるようになるといいのでしょうか(笑)


さて、拍手&早速アンケートをポチ押しして下さった方、有り難うございましたvv
励みに頑張りますvv

どうしようか?

何もしない内に月を跨いでしまいましたね。こんにちは、彩葉です。

や、何もしてない事はないか。フライングでバレンタインネタなんかを上げるものだから、本番をどうしようかと悩む事になるのですよねぇ。でもあれはフライングネタだから上げてOKなんですよ。日記を読んで下さっている方は解る話(笑)

あぁ~……どうしようか?と、タイトルに行くわけです。
再びチョコネタを上げるのかと(笑)
神様が降りてきてくれると何かしらのネタが上がってくるはず。
それを待ってみましょうかねぇ。


さて、最近は週末にスポーツジムに通うのが楽しくて、かーなーり筋肉痛です(笑)
健康の為に、美容の為にetc.etc.……
まずはカチカチのこの体が少しでも柔らかくなれば嬉しいvv
腹を割る勢いで頑張っていますが、いつになる事やら……orz


そして、拍手有り難うございましたvv

Paging Navigation

Navigations, etc.

About This Website

/